梅干の土用干しと言うけど、期間はいつなのか?
その中でもベストな日はいつ?
祖母に聞いてみると…。
祖母は7月20日、7月20日と言って、それ以前にものすごーく天気が良い日があっても絶対に梅干を干そうとしませんでした。
それは、やっぱり昔からの作り方なのか、それ以外に干してしまうと美味しい梅干しはできない。
と話していたのです。
しかし、土用干しといっても今年はあんまり天気が良くない曇りの日も…。
そんな、梅干しの土用干し天気が良い日に干せればいいですが、そうじゃない曇りの日を挟んだときの対処法をお伝えいたします。
良かったら梅干しを土用干しをする参考にしてくださいね。
梅干しの土用干しって?なぜそしないといけないの?
天気が良い別の日でもいいんじゃないの?
と感じます。
しかし、これは40年間梅干を干し続けた祖母に聞くとその時に干さないと美味しい梅干しが出来ないそうです。
土用干しをする意味を調べると、殺菌することが本当の目的。
長期保存を可能にするには、太陽の光(紫外線)が必要不可欠なのです。
というのも、梅干を紫外線に当てることで微生物が死滅。
そして、微生物の繁殖も増やすことを防ぐ役割をしてくれるのです。
そう考えると、夏の紫外線が強い夏の土用干し、特に一年の中で一番暑い日と言われる7月23日(大暑)が最適なことがわかりますね。
お日様の日差しが強いのが14:00頃までになります。
そして、曇りの日が適していない理由がわかりますよね(汗)
梅干の土用干しというと、三日三晩と言われているのを知っていますか?
今はそこまで干さなくてもいいと思う…。
三日三晩と言われた土用干しを1日しかしないという我が家の梅干し。
しかし、毎年天気が良い日にたった1日しか干さないくても問題なく食べれました。
1日しか干さなくても、カビが生えることはなかったのです。
・土用干しは、7月20日~8月6日
・その中でも一番ベストなのは、7月23日(大暑)を入れること。
・14:00までには梅干を瓶に戻すこと!
(夕方になると、日差しが弱くなるため梅干しを干すのに適さない)
・長期保存を期待するなら、天気の良い日に3日間干すのがベスト。
・梅雨が明けている。
続いて、今年は曇りの日を挟んだ土用干しでした。
そんな時どうしたのでしょうか?
梅干しの土用干し!曇りの日を挟んだ場合はどうする?
これじゃダメだよね…。
土用干しの意味は知ったものの、お天気だけはどうにもならない。
朝天気がよかったのに、どんどん空が曇ってきたんです。
これじゃ、梅干を干すのにお日様の光不足。
そんな時、祖母に相談すると…。
曇りの日の対処法は、その日の14:00まで干して、あとは梅干の塩漬けしていた汁に戻す。
そして、再び天気が良い日に干す。
ということだったのです。
具体的な梅干しの土用干しは画像付きの次を見て下さい!
梅干しの土用干しのやり方
梅干の土用干しをやってみよう!
今年は曇りの時も挟みました!
1.土用干し1日目 7月20日
地べたに置かず、バケツの上にザルをのせて梅干しやシソ、ガーゼをのせます。
梅干の汁が入っていた瓶はラップする。
1日目は、8:00~14:00まで干しました。
2.曇りの日が重なった時は
干した梅干をアツアツの梅汁にもどします。
瓶に蓋をして、晴れる日まで待ちます。(1日おいて土用干し2回目です)
3.土用干し2日目 7月22日
土用干し2日目です。
この日は雲一つない晴天!!
この日も8:00~14:00まで干します。
4.土用干し3日目 7月23日
土用干し3日目。
この日も晴天!!
8:00~14:00まで干しました。
梅干の保存方法
3日間の土用干しを終えた梅干を瓶にいれて保存していきます。
1.保存するときに必要な材料と道具
梅干を保存する前に材料を用意します。
・ホワイトリカー(35℃)
・ザラメ
2.瓶を消毒
瓶を消毒するために、天日干ししたガーゼにホワイトリカー(35℃)をしみ込ませます。
ホワイトリカーを含んだガーゼで瓶の中と淵をふいて消毒します。
3.瓶にシソを入れる
天日干ししたシソを瓶の底にいれます。
最後にシソをのせるので、全部シソを入れないでくださいね。
形がしっかりした固い梅を底にいれていきます。
形が崩れた柔らかすぎる梅干は取り除いてください。
しっかりした固い梅の後は、柔らかい梅をのせていきます。
梅干を全部瓶にいれちゃいましょう~♪
最後に、残りのシソをいれます。
シソの水分が飛んでカピカピ(汗)
天日干した梅干の汁を瓶にいれます。
梅干の汁は全部入れる必要がなく、梅干しが見えなくなるまで入れないでくださいね。
カビ防止のために、ザラメを表面に巻きます。(適量)
さっき瓶をふいた、ホワイトリカーが含まれたガーゼで覆う。
最後は瓶の蓋をして…。
新聞で覆ってひもで縛ります。
食べれるようになるのは、翌年の1月。
梅干を漬けて1年くらい待てると一番良いと祖母は言っていましたよ。
また、毎年土用干しは1回しか行わない私。
今年は曇りの日もあって、日差しが足りないことから、3日間干したのでした。
雲がない晴天の1日だけでも、カビがなく美味しく毎年食べれているので忙し人は無理に3日間する必要がないと思います。
最後に
梅干の土用干しはどうでしたか?
梅干を干し始めたのに曇りになる…。
というタイミングの悪いさに今年は遭遇しました。
そんな時、祖母から教えてもらった対応を書いてみました。
美味しい梅干し今年も食べたいですね。