友人の母親が亡くなった…。
そんな知らせを受けて、香典を渡す側として初めてお通夜に行きました。
当時私は20歳。
まだまだ亡くなる人も少なく、お葬式に出るという機会もありませんでした。
「お香典ってどんな風に包むべきなのか!?」
そんな風に悩んだ記憶があります。
そして、お香典は宗派や、住んでいる地域によって違うのを知っていますか?
宗派だったら、キリスト教・神道・仏教によって香典袋が違います。
住んでいる地域によっては、薄墨、香典袋の中袋なし。などがあります。
違いはあるけど、共通するマナーがあることも確かです。
それは、お札の向きだったり、新札のような綺麗じゃないお札を使う。なども…。
他にもお香典に関するマナーを詳しく書いたので良かったらこの記事を読んでください。
ここでは、90歳の祖母に教わったお香典のお金の入れ方について書いています。
お香典お金の入れ方は?お札の向きは?
香典袋にお金を入れる時、お札の入れ方があります。
お札の入れ方がマナーというよりか、その入れ方に意味があるからです。
間違っていれないようにしないといけません。
・お金の向き
・香典のお金の入れ方
お札の表裏
お札には表と裏があることはわかると思います。
香典に入れる時は、お札は裏側にして渡します。
それは、
「悲しみで顔を伏せる」と言う意味合いでお札の向きは裏側なのです。
お金の向き
お金には向きがあります。
金額が書いてある方が上、顔が書いてある方が下です。
香典のお金の入れ方
実際に香典にお金を入れてみます。
住んでいる場所によって、「中袋を使う」、「使わない」と違いはあると思います。
両方の場合を書いているので、参考にしてくださいね。
中袋を利用する場合
中袋を利用する場合は、お札は裏側にしていれます。
金額が上、顔が下にしていれて下さい。
中袋を使用しない場合
中袋を使用しない場合もお札は裏側にしていれます。
金額が上、顔が下にしていれて下さい。
香典を包む時のマナーは?
香典を包む時のマナーは知っていますか?
間違った包み方は失礼になるので、マナーを守った包み方が必要です。
②中袋を使わない
③金額は見えない所に書く
④香典袋の閉じ方
⑤ふくさに入れて持っていく
①新札を使わない
法事やお葬式の時は新しいお札は使いません。
それは、「わざわざ不幸のために準備していたお札」としないためです。
もし、新札しかない場合は折り目をつけたりしてわざと汚くしてから香典袋に入れました。
②中袋を使わない
中袋を使うと同じことが重なる。
という縁起が悪いと言われています。
なので、私の地域ではお葬式や法事などは中袋は使いません。
地域によって使わない所もありますが、香典を郵送する場合のみ私は中袋を利用させてもらっています。
中袋がないと、住所や金額を書くときグチャグチャになって汚くなるからです。
※香典の郵送については下の記事を読んでください。
香典を郵送する方法!手紙も添えて友人向けに送る場合はどうする?
③金額を見えない所に書く
先ほども話しましたが、私の地域は中袋を使用しません。
『中袋を使わないで、どこに金額を書くんだ?』
と悩んでしまいそうですが、金額を書くときは袋の裏で見えない所に金額を書いています。
④香典袋の閉じ方
香典の包み方で注意したいのが、香典袋の裏側です。
写真のように上側が下にかぶさるように包みます。
これは、不幸を受け入れないようにするためです。
(自分の身の回りにも不幸が起きないようにするため)
と言う意味でもあり、逆のパターンは結婚式などに用いれられています。
⑤ふくさに入れて持っていく
ふくさとは、香典を入れる袋のことです。
香典は大切に扱う意味で、ふくさにいれます。
これは昔から、日差しや埃を防ぐための布からが由来なのです。
通夜や葬儀に参列し香典を持参する場合は、このふくさに入れてもっていきます。
受付に来たら、ふくさから香典を出し、「この度は、ご愁傷様でござます」と両手で渡します。
最後に
香典袋の包み方はいかがだったでしょうか?
人の不幸は急なことが多いので、いきなり香典が必要になったりします。
私も友人の母親が亡くなった時が初めてだったので、何をどうすればよいのか混乱しました。
それは、失礼なことは出来ない…。という気持ちが強かったのかもしれません。
地域によって多少違うことはあると思いますが、共通する所の方が多いと感じます。
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